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同窓会

何年か前に地元の小学校の同窓会に参加した。

はじめは乗り気じゃなかった。あまり光の当たる子供じゃなかったし、一部の嫌な奴らにからかわれてた。
球技が得意かどうか。それが男子のヒエラルキーの全てで、俺は明らかに下の階層にいた。
こんな所から早く抜け出してやると誓い、塾に通って中学は私立の進学校に行った。

15年後。
同窓会で再会した嫌な奴らはたいてい派遣か無職かバイトをしていた。
俺を背負い投げした奴は肉屋でコロッケを揚げていた。クラスで一番モテたサッカー部の奴は、誇らしそうに知名度だけは高い(しかしブラック企業で有名な)会社にいると言っていた。
旧帝早慶卒で大企業に勤めてる奴なんて俺以外にはいなかった。当時は見向きもされなかった女たちがやたらと話しかけてきた。(後で頂いた)

そのとき初めて、ヒエラルキーが逆転していることに気がついた。
中学高校大学の友達は有名大学や一部上場企業にいるのが普通だったが、地元の小学校の単位で見ると2σか3σあたりに位置していた。

仕事で有名人と会った話や海外出張の四方山話を盛って話した。あざといが年収を匂わせるような話もした。話に載せて伝えたメッセージは以下だ。

「ざまあみろ。俺はお前たちマイルドヤンキーとは違うんだ。お前らがシンナー吸ってたときにこっちは勉強して、人生は逆転したんだ」



これから先、たぶん老後に再びヒエラルキーの逆転は起こると思う。健康であるか否かが新たな序列になるのではないか。