イニシエーション・ラブ

今更ながら本を読んだ。

イニシエーションとは通過儀礼という意味。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、初めての恋愛は一生の愛だとか勘違いするけど実はそんなことはなくて、大人の恋愛をするための通過儀礼に過ぎない、という意味らしい。

 

俺に初めて彼女ができたのは社会人になりたての頃だった。彼女も初めての交際で処女だった。

社会人のリズムに慣れない中、彼女とのデートやセックスは唯一にして最大の楽しみで、次いつ会えるか、いつセックスできるかばかり考えていた。

少し遅い初恋愛だった分、夢中になっていた。会うたびセックスするたびに、お互いがどれくらい相手のことを愛してるか話していた。彼女を一生愛していくと誓っていた。

 

彼女から別れ話を切り出されたとき、お互いに寂しくて付き合ったようなものだからね、と彼女は言った。そんなことはない、真剣に愛してると俺は言った。彼女を失うことは死ぬよりも辛いと思っていた。

その時は本心からそう思ってた。今になって思うと、そう思い込んでただけだったと思う。

 

彼女と俺にとって、初めての恋愛はイニシエーション・ラブだった。大人になる通過儀礼のための恋愛だった。

今は彼女は結婚して名古屋にいて、子供もいると噂で聞いた。うちの子と同学年だ。幸せでいてほしい。

異業種交流会

異業種交流会(合コンの隠語じゃくて本物の)に参加した。いつもの通り見栄晴大会でつまらなかったが、若い女の子が料理を取るために屈んだときにピンクのブラがバサッと見えた。

 

何度もブラチラしてて、角度によってはB地区も見えるかと期待してたら隣の人に話しかけられてガン見できなくなった。残念。

 

悔しかったので帰りに五反田に直行。

就活中の大学生という素人っぽい子でワクワクしたが、フェラーリを頑張りすぎてなかなかいけなかった。

フェラーリはスピードを出さない方が素人っぽくて好きなんだな。

 

ちなみに未だセックスレス記録更新中です。

ミホ

有給を取って女友達とランチした。

 

もう20年来の友達で、10年前に一度だけエッチしかけた関係。30代独身。仮にミホとしておこう。

お互いの近況報告からはじまって、後半はほとんど下ネタトークを楽しんだ。

 

話から推測するに、ミホは年単位でエッチしてない模様。

あれ、ある意味セックスレス仲間?

顔も身体も悪くないのに勿体無い。

 

次は夜にビールを飲みながら下ネタトークしようと約束して別れる。

別れ際にチラリとピンクのブラが見えた。今まで何回もミホのブラを見てきたが、ピンクは初めてだ。

万が一セクロスすることになってもいいような下着を着てきたのか?ただの心境の変化だろうか?

 

嫁とはまだセックスレス。もうすぐ2年目突入。

ファンキー

ファンキー加藤のW不倫が話題だけど、加藤は奥さんとはセックスレスだったのかな?

…気になる。

今もっと気になってるのは、電車の向かい側に座ってるOLちゃんのパンツが見えそうなことだけども。

フェラーリ

日曜日の昼下がり、家族でウトウト昼寝した。
俺と嫁が起きたけどまだ子供が寝てたので、嫁とちちくりあってた。

フェラーリしてくれない?」とダメ元で要求する俺。
「嫌」とそっけない嫁。
「お願い」
「ダーメ」
「ちょっとだけ。お願い」
「嫌だって」
「まあまあ、いいじゃん」と珍しく食いさがる俺。

まあまあってのは意外にも魔法の言葉で、着地点を曖昧にしつつ安全に軟着陸させるのに有効な言葉である。日本的なハイコンテキスト文化の賜物だ。

セクロスした後に「私達付き合ってるんだよね?」と直球を投げられたときも、「まあまあ、いいんじゃない。そんなことより…」と意味不明の返しでフェードアウトしたこともあった。

話がそれた。
結局嫁はフェラーリしてくれた。なんと2年ぶり!

「久しぶりだから気持ちいいでしょ」
「うん。めっちゃ気持ちいい」 3日前に五反田のラムちゃんに舐めてもらったのは内緒だ。

あわよくばこのままセックスレス解消なるか?!と期待したが、子供が起きてしまいあえなくノーマネーでフィニッシュ。

…まだセックスレスブログは続きそうだ。やれやれ。(村上春樹風)

同窓会

何年か前に地元の小学校の同窓会に参加した。

はじめは乗り気じゃなかった。あまり光の当たる子供じゃなかったし、一部の嫌な奴らにからかわれてた。
球技が得意かどうか。それが男子のヒエラルキーの全てで、俺は明らかに下の階層にいた。
こんな所から早く抜け出してやると誓い、塾に通って中学は私立の進学校に行った。

15年後。
同窓会で再会した嫌な奴らはたいてい派遣か無職かバイトをしていた。
俺を背負い投げした奴は肉屋でコロッケを揚げていた。クラスで一番モテたサッカー部の奴は、誇らしそうに知名度だけは高い(しかしブラック企業で有名な)会社にいると言っていた。
旧帝早慶卒で大企業に勤めてる奴なんて俺以外にはいなかった。当時は見向きもされなかった女たちがやたらと話しかけてきた。(後で頂いた)

そのとき初めて、ヒエラルキーが逆転していることに気がついた。
中学高校大学の友達は有名大学や一部上場企業にいるのが普通だったが、地元の小学校の単位で見ると2σか3σあたりに位置していた。

仕事で有名人と会った話や海外出張の四方山話を盛って話した。あざといが年収を匂わせるような話もした。話に載せて伝えたメッセージは以下だ。

「ざまあみろ。俺はお前たちマイルドヤンキーとは違うんだ。お前らがシンナー吸ってたときにこっちは勉強して、人生は逆転したんだ」



これから先、たぶん老後に再びヒエラルキーの逆転は起こると思う。健康であるか否かが新たな序列になるのではないか。

Two Weeks Notice

時差ボケで朝の3時に目が覚めた。眠れない。

サンノゼからの飛行機でTwo Weeks Noticeという映画を見た。
ヒュー・グラントサンドラ・ブロック主演のラブコメで、10分いや5分見ただけでストーリーと結末が読めて、実際に全くその通りだった。
しかしヒュー・グラントはダメ男をやらせたら最強だね。実はオックスフォード出てる超エリートらしい。パックンみたいなものか。

驚いたのはドナルド・トランプが本人役で出演していた。まさか10年後に共和党の大統領候補になるとは監督も夢にも思わなかったに違いない。
トランプの髪型が今と全く同じでうけた。

トランプが大統領になってしまったら在日米軍はどうなるのか、中国は、北朝鮮は、TPPは、世界の安全保障と経済はどう変わるのか。考えていたらますます眠れなくなった。

…というのはウソで、今日どこの風俗に行こうか考えてたら興奮して眠れなくなった。